歳末セールへ向けて乱高下

★本日以降(12月14日〜)の注目点★
・年末相場での各種要因
・ドバイ・ナキール債の償還期限
・16日に『FOMC政策金利&声明発表』を控える点
・12月の日銀短観が改善して、円買いへの流れ
・米小売売上高の改善により、利上げ観測が高まりドル買いへの流れ


★本日の注目指標★
・19時00分:欧)鉱工業生産


★葵の私見
 今日も私事に追われてしまい、朝アップができませんでしたので、夕刻アップとします。
 先週から金の価格が原油とともに大きく下落してきました。年末を迎えての餅代欲しさかもしれませんが、従来の安全資産への逃避が逆流し始めているようです。2009年に入って金融危機や景気後退が一段落したと見るなら、ドル売り、リスク資産買いの流れは一時、停滞するのかもしれません。

 もっとも、今日などは本邦輸出企業からの売りが出たことによりドル円は88円36銭まで下落しました。この逆流が来年以降へ続かないと見ての売りなのでしょうが、その売りがはたして正しいものかどうか気になるところです。

 一方、アブダビ政府&ドバイ政府の金融支援発表を受けて下げ渋ったユーロ円ですが、今日は日銀短観が改善されたこともあり、余計に下げ渋っています。大きな流れから見れば、週足ではボリンジャー-2σの下限に抵触していることもあり、あくまでもドバイショックをレンジ相場の一要因として片づけるならここでロングのポジションを持ちたいところです。