来週に向けて

 いよいよもって雇用統計のある週へと突入してきました。この一週間は激動の予感がしております。アメリカばかりが問題山積というわけではありませんが、原油の流出事故と重なり、多くの課題が突きつけられている昨今、オバマ大統領も大変だと感じずにはいられません。
 米ドル円はしばらく軟調方向へと傾くと思いますので基本的には跳ねたところでショート対応。ポンドは売りも買いも微妙な位置についているので、今はノーエントリー。
 まずは週明け、G8&G20首脳会合明けの反応が気になるところですが、今のところ、対局の流れに変わりはないと考えています。変わるとしたらユーロで、ギリシャを含めた各国の財政問題に対し、そろそろ長期での対応策が糸口を見つけられるならタイミング的にロングポジションで打診買いもありかと考えています。または安全牌としてカナダ。
 よく分からないのがオセアニア通貨。ちょっと手を出しかねているところがあります。豪ドル円で再び50円台を目指すほど下落トレンドへと突入したのかとも思いますし、逆にこの辺りからが買い方向で再び高値をつけに行くのかもしれません。非常に微妙な分岐点にさしかかっており、これ以上の利上げがあるのかないのか、発言内容からしても判然としません。ですので、この辺りについては短期のみとして様子見です。しかし値幅が大きいので何とか攻略したいところです。
 週の後半は荒れる展開が予想されます。ポジションを軽目にして、どのような状況にも対応できるようにしておきましょう。