来週は新たなるトレンドへの始まりか

　今までのリスク回避の流れと違って、円の一極集中化が起きているようです。
　ダウと共にドルが崩れてきているので、その分の資金がシーソーバランス的に円に流れてきているようです。そして、ユーロ。円ほどではありませんが今更ながらユーロが強いです。ユーロ円だと上下２００pipsの乱高下が激しくデイトレーダー向きの動きですが、ユーロドルなどは今までの下落が長期に渡っていた分、上昇へ入った時の勢いと安心感はなかなかのものです（ダウの最後に１６０ドルほどのつるべ落としがありましたので連動して下げましたが、基本的にはこのままトレンド継続と考えます。週末でのポジション調整の範囲です）。
　もちろん、ユーロにも問題は山積しているのですが、昨今のアメリカの悪化した数字を見せられてはドルから撤退せざるをえないと言ったところでしょうか。

　さて、来週は月曜日が米国市場が休場となることから、出来高が少なくなることが予想されます。緩慢とした動きの中ではポジションを持つ時間を長めに置かなければなりませんので注意が必要です。
　週の後半にはカナダやオーストラリアの失業率や住宅価格。イギリスの生産指数など、何かと幅広く動く可能性が出てきます。ですので、週の前半は時間を長めに通常通り攻めて、後半は短期で刻み、長期ホルダーはユーロをロングで‥‥‥というのが良さそうに思えます。

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