皆の行く方とは逆の道へ

★今週を振り返りつつ、来週へ向けて

*昨日は仕事の都合によりupは見送らせて頂きました。

 さて、今週はいまいちはっきりしない展開が続きました。今のところ新しい材料らしきものも出ていない様子ですので、引き続きはっきりとしない動きが続くと予想されます。日本政府の円高対策と日銀の追加金融緩和策への期待の高まりも材料の内の1つですが、菅首相と白川総裁の会談が先送りになったという報道がされた20日でも特別に円が買われるというほどでもありませんでした。

 市場はリップサービスに慣れっこになりつつあるとも言えそうですので、はっきりとした材料でない限り、今の価格帯を抜けることはないかもしれません。

 ただ、需給的にはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)の円の対ドル持ち高は売りと買いの差し引きで49969枚の買い越し(約6246億円)です。
 逆に個人投資家の間では円売りポジションが膨らんでおり、東京金融取引所が公表している「くりっく365(取引所為替証拠金取引)」為替売買動向によると、19日時点での円の対ドル持ち高は売りと買いの差し引きで16万8557枚の売り越し(約1441億円)。6日に付けた過去最高水準の18万2966枚に迫る勢いです。

 プロに見習うなら円買い。個人投資家の考えなら円売りといったところでしょうか。

 個人的には‥‥‥迷っています。無理に勝負することもないので大きい勝負はありえませんが、どちらかと言うと円売り方向へと考えが傾きつつあります。

 かつて、バブルが崩壊する前。極秘裏に行われたプラザ合意によってドルの切り下げが話し合われました。しかし、具体的な話し合いや市場介入の金額などは一切発表されず単なる記者会見のみです。しかし、プロは実際の話の裏を知っています。逆張りで入った個人は全滅。ひたすらトレンドを追い続けたディーラーが得をしたわけです。これが情報を知る者と知らない者の差だと思っています。

 今のこの状況において、チャートだけ見れば明らかに円売り方向ですが、これだけ個人とプロのポジショニングの違いがはっきりと出たということは‥‥‥根拠もなくプロが追撃の円買ポジションを持つとは考えづらいのです。
 「考えすぎだろう」と言われればそれまでですが、普段、あまり動かしていない頭をこんな風に動かしてみるのも、結構、面白いかもしれないと感じるこの頃です。



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