日本とアメリカの通貨安競争、スタート
★葵の私見
連日、続いていたダウの上昇もようやく週足でのボリンジャーバンドの端まで到達し、そろそろ下落へ動き始めることが予想されます。このタイミングにおいて、ドル円は日銀の介入があった後で押し目が形成された状態です。
およそ9月15日の半値まで落ちてきたので、上昇トレンドへ転換するのであればそろそろ買い時です。もっともどこまで上がってくれるのかははなはだ疑問ではあります。
なにより、オバマ大統領はドル安を望んでいるわけですから、その分日本にしわ寄せが来る形です。もし、上値抵抗帯に接触するまで上昇するのであれば確実にショートポジションで売り叩きどころだとは思います。ですが、アメリカの介入も「やるよやるよ」とは言っていてもいつなのかがはっきりとしません。
輸出量の多い国はどこも自国の貨幣価値を落とすことを優先します。そうでなければ経済が成り行かない。価値のないものが勝つという‥‥‥おかしな話ですが、へんてこな経済が回るにはどうやらそういったものが必要なようです。
少なくとも84円台ミドルでは買い方向で考え、もし外しても−1〜2円は耐えられるだけの資金配分をしておくのが賢明と言えそうです。
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