傭兵と葬儀屋や忙しい世の中って嫌なものです

★葵の私見

　通常ある押し目としての調整局面なのか、ダウが軟調の流れを受けて米ドルの軟調さが目立ちます。とは言え、やはりそうそう簡単に下抜けるというほどでもなく、８２円台を回復しつつの揉み合いからの下落。多くの投資家達は予想の範囲内といったところではないでしょうか。

　この調整局面は大幅ではないものの、中国の全国人民代表大会（全人代）の開幕を控え政策を見極めたいとのムードから香港株や上海株にも売りが出ており、さらに原油高が1バレル100ドル突破したことによる世界経済減速懸念も頭をもたげてきているような状況です。

　とどのつまり、不安な今の情勢、どこを向いても投資どころじゃないと言ったところでしょうか。

　そんな中での今夜のADP全国雇用者数とバーナンキ議長の講演とを控えての難しい一夜です。ここをターニングポイントとして経済がどちらへ向かうのか。流れを見極めてから次のトレード戦略を考えたいものです。どちらに転んでも値幅は大きくなりそうですので、一時的な流れに乗るベタベタの短期以外は控えて様子見が正解と思われます。

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