含み損でも集中力を

 カナダ円のショートで塩漬けして、ブルーな気分の葵です。
 やはり原油が崩れないことには難しいのかとも思ってしまいますが、今夜はBOC金融政策レポートも控えていることですし、今のところは計画通りにホールドしています。
 最近ではこの手の含み損も口座維持率を計算した上で問題ないと判断したら、注文を出してそのままにしておいてます(依然は、怖くてなかなかできなかったです)。
 不思議なもので、新聞配達は集中力が持続できないとことごとく不着が出ます。特に含み損を抱えているポジションを持っている間はなかなか気がかりで、きちんと数えているつもりなのに、「あれ、1部あまった」などあります。
 しかし、昨夜は完全配達! しかも早い。少しでも自分が成長できていることを祈りつつ、今日も相場に向かいます。


★本日以降(10月22日〜)の相場観
 昨日のダウは92ドル安。ウェルズファーゴを格下げしたとの話で下げたという話もありますが、それほど大きな材料とも思えません。
 決算カレンダーによると、前半部分に強い企業が集まっていることもあり、決算の最後を前に売り抜けておこうという動きが加速したものと思われます。
 今までの決算内容をざっと見てみると、金融の大手6社は好決算と悪決算の真っ二つに分かれました。投資部門を主体として稼いでいるものが目立つ一方で、シティとバンク・オブ・アメリカの個人向け融資の焦げ付きが気になります。
 ウォール街のビジネスマン達のボーナスは4割増とのことですが、銀行員達は未だ難しい顔をしているといったところでしょうか。
 そうした状況を踏まえると、ハロウィンを挟んで年末を控えている今の段階では、今年の年末も昨年同様に苦しい消費が予想されているものの、一部の高所得者層には改善の傾向が見られるようです。

 地区連銀経済報告(ベージュブック)では商業用不動産の不振が目立ちますが、消費にやや改善の兆しが見られるとのこと。日本でも100社を対象に行ったアンケートでは景気回復の傾向が感じられているとの答えが増えました。ただ、半数近くの47社は「景気横這い」に答えを留めており、完全回復はまだまだ遠い先への話と言えそうです。

 今日は昼間の内から指標が目白押しでした。中でも注目が集まっていた中国の第三四半期GDPは予想より若干弱含むという程度でした。ここで好調な数字が出ていればドル売りの流れになったかもしれません。しかし、そうはならなかったことから余計にドル買い戻しへと繋がっている状況です。
 17:00からはユーロ圏の経常収支。17:30からはイギリスの小売売上高指数。21:30からはカナダの小売売上高とアメリカの週間新規失業保険申請件数が発表となります。前週は失業保険申請件数の数字が改善されていたものの、実際の失業率は依然として10%近くにあることから、ここでもう一歩改善の数字を見てドルの基軸通貨の一段の強さを確認したいところです。
 その後も景気先行指数と住宅価格指数が23:00に控えています。南アフリカ政策金利は時間未定ながらも、スワップ狙いの人には気になるところです。そして最後は23:30のカナダのBOC金融政策レポートが控えており、一昨日にあったカナダドル高を牽制するような内容がもう一度出てくるのかどうか注目です。その後は明け方までアメリカ系の講演がずらりと並ぶこととなります。


ドル円】方向性・上昇

上値の節目…91.80

ブログ作成時の現値は、91.50

下値の節目…90.45

 同じ低金利同士のせめぎ合いは、ここ最近ではドルに軍配が上がっています。実際に94円説が現実のものとなるのかどうかは分かりませんが、今のところは安値へと押してくるようなら半日単位でのホールド、という昨日のスタイルで問題はないのではないでしょうか。
 指標発表時の上下動に耐えられるだけの口座体力は必要となりますが、無理をして追いかけ買いをしない限りは小枠で堅実なトレードが望めそうです。


【ユーロドル】方向性・大きな揉み合い&ゆるやかな上昇

上値の節目…1.5050

ブログ作成時の現値は、1.4985

下値の節目…1.4930

 さすがにユーロの強さも最近のドル買い傾向の煽りを受けて一服でしょうか。もっとも、トレンドが崩れてはいないので、良い買い場ともとれます。ユーロ円などを見ても決してユーロ単体が弱まっているわけではないので、この点は留意しておいた方が良さそうです。トレンドが崩れることも視野に入れて、幅の広いトレードが必要と思われます。




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