螺旋階段のような下落

★本日以降（５月１7日〜）の注目点★
・週末要因
・ユーロ圏財務相会合
・加速しているユーロ売りやリスク回避の流れの行方
・ギリシャを中心とした欧州の財政懸念や信用不安に対する反応
・他の金融市場(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・中国による金融引き締めや人民元切り上げへの思惑
・米国の主要企業の決算発表
・5月15日が大量の米国債償還・利払いの日だった影響
・米国の金融規制策や金融機関に対する追求関連の話題

★本日の注目指標★
・正午過ぎ：日)BOJ政策金利発表
・15時30分：日)白川日銀総裁の会見
・17時00分：独)IFO景況指数
・20時00分：加)消費者物価指数＆【コア】
・21時30分：加)小売売上高＆【除自動車】

★葵の私見★
　このところ朝起きてからぶっ飛ぶトレーダーの方達が増えているのではないでしょうか。葵も「いくらなんでも、ここまではないだろう」として余裕をみてポジショニングをしていたのですが‥‥‥いやいや。相場は人の想像など遥かに越えますね。
　豪ドルの下げがあまりにも強烈で、よもや今日中にボリンジャーバンドの下限をたやすく貫ぬくことになろうとは‥‥‥。達したのではなく、貫いたのです。そして髭を付けることもなくそのまま影の大陰線を示現しました。つまりは今まで１年以上続いていたトレンドがこの２日間だけで終息したことを意味します。
　カナダドルなど、来月に利上げする可能性が高まっているというのに（かなり下げ渋ってはいましたが）結局はピーク時から１０００pips以上の下落となりました。原油が崩れてきているので、資源国通貨も苦しい様子です。
　ユーロも悪循環の中にはまっており、株式市場を含めて欧州は苦しい様子です。ドイツの空売り規制が強行的＝恐慌的な投資を促せた格好となり、本末転倒の次第ですが、いずれにせよ、この流れの中では、急な捲き戻りには注意しつつ大局の流れに逆らわないよう、順張りで攻めるのが定石とされます。

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