新聞配達屋の天気予報

 先日、雨が降りそうな曇り空だった時、新聞配達の支店長に「降りませんかね?」と訊いたら「うん、これは降らないですね。99%降りません。大丈夫」と断言しました。
 新聞配達では、雨が天敵で、ご存じの通り、ビニール袋に入れなければなりません。支店を出る前に降るのが分かっていれば、機械を使ってビニールに入れられるのでとても楽です。逆に外に出て降られると、手作業で入れるのでとても大変なんですね。
 「空を見てると大体分かるようになるもんですよ」と言って笑っていました。僕には降りそうに思えていたのですが、実際、その日は降りませんでした。新聞配達も極めると局地的な天気予報の技能も身につくものなのか関心したものです。

 何かが長ずれば他にも応用が効くのはトレードでも同じだと思います。特に「このドル円なら負けない」とか「イギリス経済に関しては自信がある」とか、何か自分の長所を持つと良さそうですよね。きっと、他のトレードの時にも役に立つと思います。(^^


★本日以降(8月14日〜)の相場観
ユーロ圏の4−6月期GDPが予想よりも強く欧州株が上昇。米ウォルマートの決算が予想以上だったこともあり、ダウの先物も上がりました。つられて円売りが強まり、関連してか、原油も上がっています。
 ‥‥‥という堅調な流れの中、つい先ほど強烈な冷し水をかけられました。米新規失業保険申請件数は市場予想を下回る55.8万件、同時に小売売上高は3423億0900万ドルとなり、前月比0.1%の減少した。前月まで2カ月連続で増加していたものの、再びマイナスに転じました。ようやく立ち上がりかけてはいるものの、まだ足下がふらついているような状態といったところでしょうか。
 もっとも、市場の期待が過度に行き過ぎていたというだけで、正当な評価を下されればそれに向かって適正価格へ修正されるのが世の常です。先週末のドル買いが買われすぎというところもありましたし、逆に当然のような流れに見えてしまうのは私だけではないのではないでしょうか。


ドル円】方向性・下落トレンドに転換する途中
上値の節目…95.73

ブログ作成時の現値は、95.35

下値の節目…95.28

 今、改めて市場を見返しましたが、結構すごいことになっているようです。ドル円は長い陰線です。すでに下値の節目に一度到達していますので、直近の安値を節目として表記しました。
 上値の節目は38%戻しの値です。そんなに驚くほどの数値でもなかったとは思うのですが‥‥‥今までの期待先行が激しすぎですね。特に米債が買い優勢に。発表前に3.765%まで上昇していた米10年債利回りは一時3.666%まで急低下。このまま投げが投げを呼ぶ下落スパイラルにハマると、次の節目、95.00円を割り込みもありえます。


【ユーロドル】方向性・上昇
上値の節目…1.4325

ブログ作成時の現値は、1.4290

下値の節目…1.4260

 ようやくユーロドルの動きにも活気が戻ってきましたね。先週までは地味な動きばかりでしたが、先ほどのドル売りにより、勢いよく、上昇。ユーロのGDPは悪くない数字だったこともあり、余計に差がつく結果となったようです。
 このままの勢いが続くものと考え、上値の節目は直近高値としています。しかし、先週末の影響もあり、ここまで落ち込んできたことから、まだまだ上値の余地ありと見ています。仕掛けるならこの辺りかもしれません。