油は現代文明の要ですね

 昨日とは一転した展開となった本日の為替&株式市場です。
 長い目で見たチャートは確かに節目ではあるのですが、ここまで上昇と下降が入れ替わるのも昨今の相場ならではと感じています。

★本日以降(8月19日)の相場観
 てっきり、ダウが下落に向かうものかと思われたのですが、週間原油在庫が840万バレルの取り崩しとなりました(ガソリン在庫は218万バレルの取り崩し)。大幅な在庫減少により原油価格が上昇。
 それもあってかダウの開場と同時に急激な乱高下の嵐でした。原油価格の上昇により、エネルギー関連株に買いが入ったようです。しかし‥‥‥原油在庫の発表は23:30だったわけで、ダウの開場時間は発表より1時間も前。しかし知っている人は知っているのか、何故かダウは開場と同時に乱高下して急上昇。おかげさまで為替の値動きも急な円安へ。
 指標チェックをしていた人もこれには面食らった方も多かったのではないでしょうか(ご安心下さい! 僕もダメージ受けたのでお仲間です! ^^;)。

 さて。そんなこんなでクロス円は一様に上昇。これにより、節目を下抜けるかどうかというのが一転して、上昇トレンドへ入るかどうかという展開になりました。
 
 日足で見ると、各チャート共にトレンドの分岐点にあり、とても面白い展開です。今夜のダウにもよりますが、今のところ、日経平均もアジア市場も無事に反発していることから、ダウ開場までは円安方向で考えて良いのではないでしょうか。

 そういった重要な分岐の日なだけに今夜の21:30と、23:00に発表される週間新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数などなどにはかなり注目ですね。


ドル円】方向性・上昇&下降の分かれ目
上値の節目…94.45

ブログ作成時の現値は、94.35

下値の節目…94.80

 ブログアップ時の昼過ぎの段階では、既に上値の節目に到達しているようです。このままこの水準で揉み合いながらも上抜けてくると上昇トレンドに入る可能性が高まってきます。


【ユーロドル】方向性・上昇から下落に入るかどうか
上値の節目…1.4250

ブログ作成時の現値は、1.4200

下値の節目…1.4010

 クロス円に比べると、クロスドルは上昇より横這いの時間が長く、角度も緩いのが分かります。上抜けるかどうかまでは分かりませんが、上抜けても角度が緩く、上昇トレンドがいまいちの角度に落ち着くこともありそうです。