夏の終わりも近づいて

 夏の終わりを朝と夕方の気温で感じる日が多くなってきた昨今、相場は反転期を迎えつつあるようです。果たしてどのような流れになるのか。政権交代するのか、したらどうなるのか。新聞配達をしながら選挙公報を読んでは、そんなことに思いを巡らせている葵です。


★本日以降(8月25日〜)の相場観
 今日はアラートを仕掛けておき最初から勝負を避ける人が多かったのではないでしょうか。ダウが上髭をつけて前日終値とほぼ変わらず(いわゆる塔婆・トウバの足)を作りました。さすがに4日連続で上昇してきたので、調整してもおかしくないのですが、それにしても朝の段階では方向感がはっきりせずに「クロス円下がるのか? どうなんだ?」という雰囲気でした。
 実際のところアジア株式が軒並み下落する中、ほどほどの下落でドル円にアジア系の持続的な買いが入り、やや底堅さを見せるものの、クロス円は総じて下げ一辺倒の展開となりました(200日移動平均線を試すどころではありませんでしたね)。
 そして、今の時間となって日経平均が陰線を示現すると、すでにクロス円は下値から反発するかどうかの水準。トレンドに逆らってでもチャートの節目に反発を狙って買い入れるのか、あくまでもトレンドに乗ることを旨とするのか‥‥‥。非常に入るに入りづらいタイミングが続く難しい一日です(ちなみに、私はこういう日はポジションを軽めに、値幅を短めにしてトレンドに逆らわないようスキャルプ的に攻めることにしています。チキンな戦法かもしれませんが、結構おすすめです)。


ドル円】方向性・下落
上値の節目…94.5

ブログ作成時の現値は、94.05

下値の節目…93.50

 今夜の指標発表では誰もが気になる消費者信頼感指数が23:00に発表です。他にもリッチモンド連銀製造業指数などもありますが、いずれにせよ、この時刻。ダウの開場時間とも相まってかなりメチャクチャな動きになることが予想されます。もし、このまま上値の重さを嫌気した相場の雰囲気がそのまま生きてくるようなら下落ですが、最近のダウの強気な動きは読みづらいものがあります。
 指数的には消費者信頼感指数の過去統計から見ると、1月から順に37.4 → 25.3 → 26.9 → 40.8 → 54.8 → 49.3 → 46.6‥‥‥ときまして、今回の予想は48.0です。二ヶ月連続で消費が低迷したところにきて強気の消費予想ですが、これは自動車買い換え支援制度が生きてくる頃だとする考えがあるのかもしれません。もっとも、予算が底をついてこの先の同制度がなくなるので、先々への消費を前倒しにしただけともとれます。今回の数値が良かったものだったとしても、手放しでは喜べないのが実状でしょう。まあ、トレーダーにとっては「値が動いてくれればいいんじゃ」という方も多いとは思いますが‥‥‥。
 注意しなければならないのは複数の指標が同時&ダウ開場直後という点です。上記の節目はあくまでも目安ですが、この目安も一時的に振り切れては元に戻るほどの動きもあるかもしれません。不安な方はポジションを抜くことをおすすめです(剛の者は是非ともチャレンジを)。


【ユーロドル】方向性・下落に入るかどうか
上値の節目…1.4390

ブログ作成時の現値は、1.4288

下値の節目…1.4090(その前に1.4280)

 原油高が支えとなって意外と強い動きを見せているユーロドルです。
 このブログを作成している今現在は陰線をつけているのですが、現在までの安値1.4280を下抜けて推移すれば当初から示していた1.4090を目指す動きとなる可能性もあります。
 現在はクロス円に連動する形での下げ基調が強まっていますが、節目前だけに仕掛けるのはほどほどのポジションが良さそうです。ダウの開場時前後にはトレンドが確定すると思われますので、その後に仕掛けるのが無難ではないでしょうか。