Wの髭ー

 今朝、新聞配達から帰宅して相場をチェックしてみたら、ポンドドルで昨夜01:30頃に極端に長い髭を二本確認しました。こちらでは調べられませんでしたが、何かニュースが流れたのかもしれません。しかし、それにしてもよく上下幅100ティック近い髭が速射砲のように立て続けに打ち上げられたものです。
 これがFXだなあと改めて感じてしまいました。株式でもキワモノの銘柄ならありますが、FXではごく一般的なペアでもこういったものを見かけます。もっとも時間帯にもよりますので、前もって逆指し値などでの発注や少しずつの利食いが重要だと思い知らされますね。


★本日以降(9月8日〜)の相場観
 昨日は大きく円が売られて上がっていったものの、途中で失速したようです。
 その後、ダウが休場ということもあり、今日に至ってはいまいち、方向感がはっきりしません。昨日の調整時間といった向きが強いようですが、もう少しはっきりとした動きになってから仕掛けても良いかもしれません。
 ただ、昼間のアジア市場を見ると、日経平均を含めてやや軟調に推移して始まったものの、上海の切り返しを筆頭に底堅く推移しています。この分なら、クロス円全般にほどほどの調整で済むようにも思えます。

 今日の目玉となる指標としては、17:30のイギリスの鉱工業生産指数です。昼夜問わずのトレードをされている方なら、方向感が出るであろうポンドに的を絞ってトレンドフォローで攻めるのも良いかもしれません。


ドル円】方向性・揉み合い調整から上昇するかどうか
上値の節目…93.30

ブログ作成時の現値は、92.80

下値の節目…92.60

 たまの髭はともかくとして、普段は20 〜 30ティック前後の揉み合いを続けながら、比較的はっきりとしたトレンドラインを描いて推移しているようです。それまでの下落トレンドの上値抵抗ラインを一度、抜いてきましたので、今朝から始まっている短い下落トレンドが次の買い場を提供してくれるのかどうかが注目ポイントです。一般的にはドル円の買いはアゲインストですが、「いい加減、基軸通貨がここまで下がったら‥‥‥」と考えられるならこの辺りでの買いが最適と思われます。


【ユーロドル】方向性・上昇
上値の節目…1.4380

ブログ作成時の現値は、1.4345

下値の節目…1.4180
 
 従来までのボリンジャー内を上下する動きが一転し、波間の上側へ位置した後にそのまま買われ続けています。
 こういうときにチャートパターンが変わったとして様子見に入るのも良いですが、更なる上値を追う段階に入ったものとして、少額を打診でエントリーするのも一興です。
 すでに昨日に示した上値の節目には到達していますので、その次の節目へと表記を変えました。
 ついさきほど発表されたスイスの失業率が若干ですが、予想より良かったのも手伝っている様子です。
 今夜の米国指標は夜中の2時から3年債券の入札が発表になります。それまでは期待感と需給がバランスを取る値動きとなりそうです。


★クロス円の気持ち★
<強>  豪ドル円 → ニュージーランドドル円 → カナダドル円 → ユーロ円 → ポンド円 → フラン円 → ドル円 <弱>

 今日はあまり順位が変わってはいないようです。ただ、ポンドが金利に対してネガティブな発言の煽りを受けた為なのか、今一歩、頭の重い展開です。代わりに金利上昇への期待が膨らむオセアニア通貨は堅調、といったところでしょうか。金利の数字を挟んでの裏と表がそのまま強弱へと繋がったようです。