欲深な悪魔を倒すには
■9月14日〜週末までの実トレードの分析結果。
9月14日(月) +18,190円(10回)
9月15日(火) −1434円(27回)
9月16日(水) −24,741円(32回)
9月17日(木) +15,851円(9回)
9月18日(金) −14,575円(6回)
総純損益:−6,709円
総トレード回数:84回(一日平均:16.8回)
最大利益:22,170円
最大ドローダウン:−16,400円
初期投資額からのドローダウン:14,4971円
総利益額:+95,680円(42回)
総損失額:−102,389円(42回)
勝率:50.0%
プロフィットファクター:0.93倍
期待損益(平均損益額):−79.8円
*同値撤退は損失、収益どちらにもカウントはしていませんが、トレード回数として含んで計算しています。
今週は小幅ですが資産マイナスです。ですが、総利益額と総損失額を見て頂ければ、結構、激しく売買しているのがお分かりかと思います。それでいて、トレード回数は着実に減らしています。これはトレードの的を絞り込んでいるということです。
先週に少額からのざっくりとした値幅を捉えるトレードをして、なんとか利益に繋げていけたのは良かったです。特にポンドの下落は1枠だけでも200ティックくらい抜けたのは、雲を掴んだと言えそうです。
まだ模索段階ですが、ようやく落ち着いた自分なりの手法に辿り着いた感があります。基本的にデイトレを避けてはいますが、決められた時間や条件の揃っているもののみとしています。特に意識したのはその値動きの背景となっている理由です。例えば、オセアニア通過はニュージーランドが金利上昇の期待感を織り込んでいないようなので、まだ強そうとか、この指標が前回発表の際には悪い数字だったので、今回も不安感から売り込まれるのではないか、とかです。
ただ、明らかに読みを外したところもあり、それが16日(水)のトレードでした。この日はポンドの読みも当たり、かなり順調に稼いで夜に入ったのですが、先日に決めたように夜のトレードは控えていたのです。しかし、アラートにヒットした値動きを見た際に「ドル円がいよいよ90円割れか!?」という大幅な下落後の反転。ここまで売り込まれたら反転後を狙えば問題ないだろうとしてエントリーしました。
その時に損切りすれば良かったんですよね。しかし「ここまで来ればいいかげん反落だろう。フィボナッチも50%オーバーだ」‥‥‥甘かったです。90円以下にロスカットの注文多数の観測ニュースに、抜ければ大儲けなどと考えてしまった&先ほどまでの収入で「多少の損害は耐えられる」と考えていた甘い自分が確かにいました。
問題はここです。今週の最大の汚点と言えます。ここを見逃してはいけません。悪魔が自分の背中でささやいたのです。「ナンピンしちまえよ」
今思い出しても腹立たしい限りです。欲深な醜さがそこにあったのです。もし、仮にここで反落して無事に収益に繋げられたとしても、果たしてそれで良かったでしょうか。いや、否! 断じて否!!
間違ったトレードをして収益を出すよりも、正しいトレードをして損失を出す方が大切です。その方がいずれは収益に繋がるからです。最後に笑えればそれでいいんです。なのに、計画されたナンピンならまだしも、予定外の値動きに対するナンピンなど、忘年会で持ち芸がないので、ウケることもない腹踊りをするようなものです。
目先で儲ければ良いのではなく、ただ、真純単一に正しいトレードのみを繰り返す。愚直でも、それが悪魔に立ち向かう方法なら、自分はそれを選びます。
というわけで、今週はドル円の動きに翻弄された一週間でした。来週は日本がシルバーウィークに入ります。日本市場がお休みなので、ドル円は(少なくとも日中は)緩やかな動きになるのかもしれません。日足で見る限りは「おお、このまま上抜けるのか?」とも思えてしまいます。
しかし、上記に書いたように「抜けると思わせておいて抜けない。いけそうでいかないいけずな動き」ということも、よくあります。くれぐれも慎重&計画的にいきましょう。