一週間を振り返って

 今週は予想通り、前半が静かな始まりとなりましたが、後半にややもたつきながらも動き始めたように思えます。
 特にドル円は上下にふらつきながらもはっきりとしない時が多く、最後の金曜日にやや買われて終わったものの、新しいトレンドを形成というには弱々しい動きです。ただ、ダウの強さと相まっての上昇ですので、来週への新しい期待感が芽吹いてきたといったところでしょうか。

 一方、ユーロは相変わらずの悪材料を背景に頭の重たい展開。対円、対ドルでどちらも週足で陽線が出現したものの、そのまま買い上げられてゆくには向かい風が強すぎるように思えます。とは言え、ダウが上値抵抗線を越えてきているので、このままダウが上昇を続けるようなら、ショートカバーの買い戻しに火が点けば連動して買われていくこともあるかと思われます。

 逆にロングで仕掛けるならカナダドルなどが底堅い動きですし、トレンドを見越しての長期保有なら豪ドルでスワップ同時狙いも悪くありません。

 ポンドにも同様のことが言えますが、ユーロの影響を受けやすい国だけに、下げ方向での展開が続いてきましたが、やはり、他ペアと同様にやや反転の様相を見せてきています。長期チャートで見ると程良い下落があっただけに、トレンド反転となるかどうか。様々なペア同士の絡みを見ながらの考察を続けたいと思います。